Update操作では、ターゲット テーブルごとに2つのエラー テーブルを作成します。 これらのエラー テーブルは、Loadオペレータで使用されるものによく似ていますが、通常、これらを区別するためにUpdateのエラー テーブルには末尾に接尾辞が付いた名前が付けられます。
以下のことを考慮します。
- エラー テーブルの名前はデフォルトで設定するか、VARCHAR ErrorTable属性を使用して明示的に指定できます。
- ジョブでエラーが生じなかった場合、エラー テーブルは空になります。 この場合のテーブルはジョブの終了時に自動的に削除されます。
- エラーが生成された場合、エラー テーブルはジョブの終了時に保存されるため、エラー状況を分析できます。
- 最初からジョブを再実行するには、エラー テーブルを削除するか、名前を変更する必要があります。このようにしない場合、すでにエラー テーブルがあることを示すエラー メッセージが返されます。
- 逆に、ジョブを再開する場合(途中から)、エラー テーブルがすでに存在している必要があります。 つまり、更新ジョブを再開する場合はエラー テーブルを削除しません。
エラーは、次のように2つのテーブルに分かれています。
- エラー テーブル(ET)には、Updateオペレータ ジョブの取得フェーズで発生するデータ エラーが含まれています。
次のタイプのエラーが取得されます。
- データ変換エラー
- プライマリ インデックス フィールドのデータ エラー
デフォルトでは、このエラー テーブルには次の表記規則を使用して名前が割り当てられます。
Target_Tablename_ET
Error Table (ET) ErrorField列の名前でサポートされている最大サイズは120文字です。 128文字を超える名前を付けることができますが、行がError Table (ET)に挿入されている場合、データベースは120文字を超える名前を切り捨てます。
- 固有性違反(UV)には、Updateオペレータ ジョブのアプリケーション フェーズで発生するデータ エラーが入っています。次のタイプのエラーが取得されます。
- 固有性違反
- プライマリ インデックス フィールド以外の列のフィールド オーバーフロー
- 制約エラー
デフォルトでは、このエラー テーブルには次の表記規則を使用して名前が割り当てられます。
Target_Tablename_UV