ワークロード スロットルは、ワークロード内のすべてのクエリーについて同時に実行できるクエリーの数を制限し、システム リソースの過剰な使用を制御する手段を提供します。
flexスロットルは、TASM用SLES 11システムのTeradata Database 16.0以降で利用できます。
通常のワークロード スロットルは、最大限のシステム使用率を妨げる場合があります。flexスロットルは、現在のスロットル制限が最大限のシステム使用率を妨げている状況を検出し、遅延キューから作業をリリースしてそれらのリソースを活用します。flexスロットルがワークロードで有効な場合は、それらのスロットルをすべての状態で有効にするか、またはそのワークロードに定義されている状態ごとに設定できます。
flexスロットルを設定する際には、次の項目を定義します。
- システム リソースの可用性がチェックされる時間間隔(Flexスロットル アクション間隔)
- ルールセットに対して定義された定義に基づくシステム可用性
- Flexスロットル アクションをトリガーするイベント
- イベントのトリガー発生時に発生するアクション
flexスロットル機能を有効にする場合、評価モードを有効にしてflexスロットルがシステムにどのように影響するかを確かめることを選択できます。評価モードでは、トリガー イベントが発生するとき実際にクエリーはリリースされません。代わりに、どのクエリーがリリースされていたかを詳述する内容をTDWMイベント ログに入力できます。