目的
クライアント システムからTeradata Databaseにデータをインポートしたり、Teradata Databaseからクライアント システムにデータをエクスポートしたりするために使用する、1つ以上の変数パラメータ名を定義します。インポートまたはエクスポートしたLOBデータの処理方法も指定します。
以下も参照してください。
- Basic Teradata® Queryリファレンス、B035-2414
- Teradata® SQL Assistant for Microsoft Windowsユーザー ガイド、B035-2430
構文要素
- using_variable_name
- 修飾子に関連するSQLリクエスト内でパラメータとして参照されるUSING変数の名前。
- 指定するそれぞれの名前は固有でなければなりません。
- 処理中に、SQLリクエストに含まれる各using_variable_nameは、クライアント アプリケーションから読み込まれた定数値に置き換えられます。
- また、ドット表記法を使用してDATASETおよびJSONデータにアクセスすることもできます。<Teradata Vantage™ DATASETデータ型、B035-1198>の「ドット表記を使用したDATASETデータへのアクセス」および<Teradata Vantage™ JSONデータ型、B035-1150>の「JSONエンティティ参照(ドット表記構文)」を参照してください。
- data_type
- using_variable_nameに代わる定数値のデータ型を指定します。
- UDT型は直接にはサポートされません。変換の回避策に関する詳細および情報については、UDTのUSINGサポートを参照してください。
- これを使ってデフォルト値を設定することもできます。
- データ型のリストについては、<Teradata Vantage™データ タイプおよびリテラル、B035-1143>を参照してください。
- data_type_attribute
- 以下にリストされたデータ型属性の1つ。
- USINGによってインポートされる値の取扱いに影響するデータ型属性は、次のものだけです。
- CASESPECIFIC
- NOT CASESPECIFIC
- UPPERCASE
- サーバー文字セット属性(例えばCHARACTER SET LATIN)を、data_type_attributeの一部に含めることはできません。
- 型属性は、ANSI SQL:2011規格に対するTeradataに対する拡張機能です。
- AS DEFERRED
- リクエストされると、LOBデータは他の行データとは別個に、クライアント アプリケーションからTeradata Databaseに送られます。
- このオプションはLOBデータにのみ有効です。
- SLES 11 EDW システムがありTeradata Database 16.0以降を使用している場合、flexスロットルが適用されるように指定できます。 詳細については、ラージ オブジェクトのUSINGサポートを参照してください。
- BY NAME
- USING行のデータをクライアントのファイル名として解釈します。システムがAS DEFERREDに続くBY NAMEオプションを検出すると、以下のイベントが番号順に発生します。
- Teradata Databaseは、ファイル名をクライアントに送信します。
- クライアントはファイルを開きます。
- クライアントはファイルにあるデータをTeradata Databaseに送信します。
- AS LOCATOR
- クライアント アプリケーションは、セッションの以前のSELECTリクエストから生成されたLOBのロケータをTeradata Databaseに渡します。
- このオプションはLOBデータにのみ有効です。
- SLES 11 EDW システムがありTeradata Database 16.0以降を使用している場合、flexスロットルが適用されるように指定できます。 詳細については、ラージ オブジェクトのUSINGサポートを参照してください。
- SQL_request
- USINGリクエスト修飾子が関連付けられるSQLリクエストを指定します。
- これは、複文リクエスト、非DDLの任意の単一文リクエスト、または明示的トランザクションのどれでもかまいません。
- USINGで定義したパラメータを指定して、SQLリクエストに含まれるTOP n演算子のnに値を渡すことができます。例: TOP演算子を含むUSINGリクエスト修飾子を参照してください。
- SQLリクエストに含まれるすべてのUSING変数名の前には、コロン記号が必要です。
ANSI準拠
USINGは、ANSI SQL:2011規格に対するTeradata拡張機能です。