Vantageでは、列値ではなくパーティション数に基づいて「PARTITION統計」を収集できます。その結果、最適化ルーチンによる、パーティション テーブルを対象とした操作コストのさらに正確な見積が可能になります。
最適化ルーチンに渡される情報は次のとおりです。
- 空でないパーティションの数
- 行が空でないパーティション間でどのように配分されているか
パーティション統計はPARTITION列に対してのみ収集するか(単一列パーティション統計)、またはPARTITION列とテーブルの他の列に対して収集できます(複数列PARTITION統計)。パーティション化列で統計を収集することも推奨します。最適化ルーチンにこの情報が渡されると、パーティション テーブルへの問合わせを最適化する様々な手法の相対的なコストを、より正確に算出可能になります。
PARTITION統計を受け取った最適化ルーチンは、パーティション テーブルに関して適切な計画を作成できます。例えば、最適化ルーチンでは、PARTITION統計があるとさらに正確に、パーティション テーブルに関連した結合のコストを見積もることができます。