問合わせにおける一般的な問題に関する推奨事項 - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™- データベースの管理

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-1093
Product Category
Software
Teradata Vantage

問合わせのモニターは、Teradata Viewpoint クエリー モニター ポートレットや、効率的に実行されていない問合わせを識別するためのその他のツールおよびユーティリティを使用して行なうことができます。問合わせの実行効率は、主に以下のような原因によって低下します。

問合わせの問題 結果
統計が古い 最適化ルーチンは統計を使用して問合わせの実行を計画する。統計が古い場合、最適化ルーチンは効率の低い計画を作成する可能性があります。

推奨事項: テーブルを調べて統計が古いかどうか確認し、必要に応じてCOLLECT STATISTICSを使用した問合わせパフォーマンスの向上: アプリケーションDBAのように統計を再収集する。

データのスキュー状態が不適切 AMP間のテーブルの行の分散が不均衡になって、問合わせの実行が不均衡になる結果、処理時間が長くなる。

推奨事項:テーブルのスキューをモニターする。必要に応じて、プライマリ インデックスを再定義します。スキューのあるテーブルの検出と修正を参照してください。

問合わせの構成に問題がある SQL構文に問題があったり句読点が欠落していたりすると、問合わせが不適切になることがある。

推奨事項:

同時並行性の問題 ロック競合か、同時に行なわれている問合わせの相対的優先順位のために、一部の問合わせが遅延するか、実行できない。

推奨事項:

  • 問合わせが遅延している原因を識別する。問合わせのブロックと遅延の調査を参照してください。
  • 問合わせをスロットル遅延キューから解放する。効率的に実行されていない問合わせの制御を参照してください。
  • スロットル遅延キューからのリクエストの解放を、先入れ先出し法ではなくワークロード優先順位に基づいて順序付けします。Teradata Viewpointワークロード管理ポートレットの一般タブを参照してください。
  • データベース操作またはユーザーの優先順位を変更する。
  • TASMを使用して、より詳細な同時並行制御を確立する。