ドメインの構成名前付けコンテキストを使用して、ドメインのサイト情報にアクセスできます。ドメイン内の各ディレクトリのRootDSEオブジェクトには、名前付けコンテキストであるCN値を持つconfigurationNamingContext属性が含まれています。
configurationNamingContextを検索するには、ドメイン内の任意のディレクトリ サーバーのDNS名を使用して、Teradataコマンド プロンプトからldapsearchユーティリティを実行します。
次のldapsearchコマンドは-H ldapスキームを使用します。通常、匿名バインドだけを必要とします。つまり、コマンドを実行しているユーザーを認証するために信頼証明を使用しません。
ldapsearch -x -b "" -s base -H ldap://dir_name:port configurationNamingContext
説明:
オプション | 説明 |
---|---|
-x | コマンドを実行するユーザーの匿名認証のシンプル バインドを指定します。 |
-b "" | 検索のベースを指定します。この場合はデフォルトのベース""です。 |
-s base | 検索範囲を指定します。 |
-H ldap:// | ディレクトリ スキーマを指定します(例: ldapやldaps)。 |
dir_name : port | ドメイン内のディレクトリ サーバーのDNS名とサーバー ポートの指定。ポートが指定されていない場合、ldapsearchはスキーマのデフォルト ポートを使用します。 LdapServerNameを参照してください。 |
configurationNamingContext | コマンドで検索するオブジェクトを識別します。 |
このコマンドでは、次のような出力が生成されます。
# extended LDIF # # LDAPv3 # base <> with scope base # filter: (objectclass=*) # requesting: configurationNamingContext # dn: configurationNamingContext: CN=Configuration,DC=DOMAIN1,DC=COM # search result search: 2 result: 0 Success # numResponses: 2 # numEntries: 1
CN=Configuration,DC=DOMAIN1,DC=COMはドメイン内のサイト オブジェクトの検索に検索ベースを構築するために使用する必要がある識別名です。