PACKDISKは、現在定義されているFerret対象範囲のテーブルにシリンダをパックします。Ferretコマンドの範囲の詳細については、SCOPEを参照してください。
パックはシリンダに適用され、それらのシリンダ内部の個々のデータ ブロックの中のスペースには適用されません。データ ブロック サイズはPACKDISK操作後も同一に維持されます。
Vantageでは、一部のファイル システム エラーについて、影響を受ける特定のデータ サブテーブルやインデックス サブテーブル、またはデータ サブテーブルやインデックス サブテーブルの行の連続した範囲(“領域”)を分離することができます。 その場合、Vantageでは、影響を受けるサブテーブルまたは領域だけをダウンとマークします。 これにより、ダウンしているサブテーブルまたは行にはアクセスする必要がないトランザクションを、データベースのクラッシュや再始動を伴わずに実行できるため、システムのパフォーマンスと可用性が向上します。
PACKDISKでダウンしている領域が検出されると、それらの領域はスキップされ、スキップされた領域の合計の割合が表示されます。
Ferret INQUIRE (INQ)コマンドおよびABORTコマンドを使用して、コマンド実行中に処理状況を確認、または処理を中断することができます。
ABORT操作が開始されるまで最大30秒かかります。